(平成26年度の実績を抜粋で紹介)
 
高齢者介護施設における感染対策
 
 平成26年6月24日(火)は「高齢者介護施設における感染対策」をテーマに、第3回施設内研修を開催しました。
 今回の研修では、初めの1時間を介護施設で感染が起こった場合のリスク、感染予防のポイント等を座学で学び、後半30分でノロウイルスに対する処理実践を一グループ5〜6人に分かれて行いました。
 ノロウイルスは乾燥すると空気中に漂い、口に入って感染することがあるため、ウイルス感染を拡大させないために、嘔吐物や排泄物の処理に使い捨てのマスクやガウン、手袋などを着用し、ペーパータオル等で静かに拭き取り、次亜塩素酸ナトリウム液で消毒後水拭きをし、拭き取った嘔吐物や排泄物、使い捨てのマスクやガウン、手袋などをビニール袋に密閉して破棄、最後に手洗いする手順を学習しました。新入職員にとっては初めての学習体験となりました。
 日頃から手洗い・うがいを励行することと、いざ感染拡大を防ぐためにするべきことを改めて学ぶ機会となりました。
 
 
  
使い捨てのマスクやガウン、手袋を着用して実践する様子
 
ユマニチュードについて
〜「認知症800万人時代」より
 

 平成26年8月25日(月)に実施した第6回施設内研修では、注目の認知症介護法「ユマニチュード」をテーマに、NHKスペシャルで放送された番組「認知症800万人時代 認知症をくい止めろ〜ここまで来た!世界の最前線〜」を生愛会グループの全職員が視聴しました。
 認知症の7割を占めるのがアルツハイマー病です。アルツハイマー病では記憶力の低下が始まり、萎縮が進んでいくと記憶力の低下だけでなく、全身の機能低下も起こります。認知症が進行し、介護が必要になってきた段階で、暴力とか徘徊とかケアの拒否などの「行動・心理症状」がおこることがあります。
 そこで運動学の教師だったフランス人のイヴ・ジネスト氏が考案した注目の介護法が「ユマニチュード」です。知覚・感情・言語をつかった包括的なコミュニケーションで、認知症の人に対して、徹底して人間らしく接することで行動・心理症状を和らげることができる、といわれています。
 ユマニチュードのポイントは「視線をつかみにいくくらい正面から笑顔で見つめる」「優しい声でできるだけ前向きな言葉で話しかける」「つかむのではなくやさしく触れる」「寝たきりにしない」の4つです。耳が遠い、視力が弱い、視野が狭い、自由に動けない、自分から人に声を掛けるのが困難であるといった症状に配慮し、認知症の人に「自分は大切にされている」と感じさせることがその人の生活の仕方、リハビリテーションにも関わってくることを学んだ研修となりました。

 
注目の認知症介護方法「ユマニチュード」について学ぶ様子
 
 
交通事故防止について
(福島北警察署とドラドラ動画による安全運転研修)
 
 平成26年11月26日(水)の第9回施設内研修では、福島県福島北警察署巡査部長をお招きし、「安全運転について」をテーマとして実施しました。毎年、年末の時期は交通事故の発生が懸念される中、この地域で発生している事故の傾向を学び、改めて安全運転についての意識を高め、事故の予防に努めることが目的です。
 内田巡査部長からは、飲酒をする場合は初めから車で出かけないようにすること、携帯電話を後部座席に初めからおいておくことで運転中に出ないようにすることの講話がありました。また、インターネット等で危険運転に関する「ドラドラ動画」が配信されており、ひやりとする場面や実際に自動車同士が接触する場面を視聴し、事故の怖さと想定される危険を学びました。
 また、コンビニなどの駐車場で、通勤等で気持ちが急いでいるためか前進で駐車をして、バックで出ようとするときに死角に子供がいて見えずに轢いてしまうケースもあります。勤務中、勤務外に関わらず、いつの時でも安全運転を励行していくことを学ぶ研修となりました。
 
危険運転に関する「ドラドラ動画」を視聴する様子
 
平成27年度介護報酬改定について
 介護報酬改定により平成27年度から介護保険制度が大きく変わることを受け、生愛会グループ全体でも共通認識をもって業務に臨むため、平成27年3月30日(月)に、第13回施設内研修を開催しました。
 研修冒頭では本間理事長より今回の介護報酬改定のポイントとして、サービス利用により高齢者の心身状態をよくするために、多職種がそれぞれの専門性を駆使して協働していくことが求められる旨お話があり、続いて講師を務めた福島市信陵地域包括支援センターの伊藤健博所長より、今改定の概要と新たな加算の内容やこれまでのサービス内容との変更点について重点を置いた解説が行われ、また、法人本部の佐々木清憲秘書より、見直しされた介護職員処遇改善加算についてお話がありました。
 今回の改定の中では特に、これからのリハビリテーションの考え方として、「活動」と「参加」に焦点を当て閉じこもりや意欲の低下を予防していく支援、また、施設でできている活動を自宅でも日常的にできる活動とするための支援が求められており、そのようなリハビリテーションを提供していくためには、医師をはじめ理学療法士、作業療法士、介護支様々援専門員等な職種が互いに協力して支援に取り組んでいく必要があることを学びました。今後ますます介護予防や在宅支援の考え方が重要視される方向性をしっかりと受け止め、生愛会グループ一丸となってよりよい支援を行っていけるよう意識を高めた研修となりました。
 
平成27年度介護報酬改定の概要について説明する、佐々木清憲秘書(左・法人本部)と伊藤健博所長(右・福島市信陵地域包括支援センター)

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